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こんな方にオススメ!
・昔の建築物に興味がある(学んでいる)
・ノスタルジックな建物や景色がとにかく好き!
・小田原の歴史に触れてみたい
・小田原の職人さん達の技をこの目で確かめたい!
小田原市では不定期ですが、旧内野邸醤油店の特別見学会を行なっています。(詳しくはこちらから)
現当主の内野さんが1時間程かけてお話をしてくださいます。
見学ルート:母屋・隠居所(1階)→母屋・主座敷、副座敷、書院(2階)→母屋・その他(1階)→文庫蔵→帳場→穀蔵→醤油工場跡
明治に建てられた、内野邸。
当時としては最新鋭の「防火」処理が至る所に施してある現存する建物として非常に価値のある建物となっています。
内野家は3代100年近くにわたって「武功醤油」というブランドで醤油を作り続けてきました。
昭和55年に醤油醸造事業から撤退しました。
至る所に当時の面影が残っている貴重な場所となっています。

当時流行した石造アーチやなまこ壁など和洋折衷な特徴のある外観。

玄関。

内野邸の大黒柱。

欅一尺が使用されているよ。

ノスタルジックな雰囲気が!

階段へと続く通路。
素敵♪

一見、大理石に見えるけど、大理石ではないそうです。
左官職人さんの手によるもので非常に貴重なものだそうです。

昔、箱根関所を通行する際に必要な通行手形。

茶室としても使える隠居所。
外から出入りできるように勝手口があります。

2階主座敷書院の建具。
上部は縁起の良い亀甲。
下部は小田原らしい干網と波を表しています。

襖の取手。よく見ると職人の名前が彫ってあります。

照明器具も当時のまま。

風通し。
光が差し込むように考えられていますね。

1階へ戻ってくると古い蓄音機が置いてあったり。

今では手に入りにくい品を見ることが出来ます。
左から行灯・帳簿机・金庫・ちゃぶ台(大きな一枚木のお盆に足がついてる)


文庫蔵の中。その1。

文庫蔵の中 その2

文庫蔵の中 その3

帳場。左は醤油の品評会で賞を取った際に貰える賞状。
現在と違って紙ではなく、左と真ん中は金属。右は木に彫ってあります。

写真右上の配電盤は現役だって!

穀蔵 その1

穀蔵 その2

醤油工場跡 その1
大きな樽や圧搾機が今も残されています。

醤油工場跡 その2

醤油工場跡 その3
この大きな樽、今国内に作れる職人さんがほぼ皆無だそうで、後世に残せるようにプロジェクトを立ち上げた団体がいて、若い方に教えているとTVで見たことがあります。
今、この形を維持してくれている。
とても貴重です。
当主 内野さんとしては「埃まみれで汚いから」見せたくない場所だとおっしゃっていました。

醤油工場跡 その4
見学する時間によって光の差し込む加減が変わってきそうです。

小田原市の歴史的風致形成建造物に指定されています。



当時の様子を偲ばせているあれこれに感謝です。
特別見学会は一旦、2022年3月で終了するそうですので、ご興味がありましたら早めに予約を取った方がいいです。
公開日:不定期開催(事前申込制・詳細はお問い合わせ下さい)
入館料:¥150
tel・FAX:0465-23-1377(小田原市郷土文化館)
※写真は全てRYOが撮影した写真を使用しています。無断転載禁止します。
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。
来店時は事前に店舗に確認してください。