総構〜リアルにリトルトリップしませんか?〜

みる
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総構って?

小田原城の総構は小田原北条氏が豊臣秀吉との合戦に備えて、小田原城とその城下を囲って築いた総距離9kmにも及ぶ大規模な堀と土塁による要塞の要です。

更に詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

https://www.city.odawara.kanagawa.jp/global-image/units/447163/1-20200807145030.pdf

小田原市教育委員会から引用させていただきました。

小峯御鐘ノ台大堀切東堀

小田原には城山に慰霊塔があります。

そこからスタートする方が道がわかりやすいと思います。

(小田原駅西口から箱根登山バスに乗るのが便利です。城山四丁目というバス停で下車して下さい。)

慰霊塔の散策路を山側に向かって歩いて行くと、東堀に着きます。

なんですか、この急な斜面!!!

エグい角度で掘られています。

最大傾斜角度は60度だそうです。

この地域の地層は”小田原ローム層”と言ってツルツル・テカテカの赤土。

20〜30kgもある甲冑を着てこの堀の中に入ってしまったら最後、出られなくなってしまうでしょうね。

まさに蟻地獄状態。

木が迫ってくるような不思議な感覚です。

少し傾斜が緩やかな場所を発見したので登ってみました。

登山靴でやっとこさ登れました。

やはりエグい角度です!

東堀を海側に歩いていくと、クランクになっている場所があります。

先が見えない恐怖・・・

そして、ここでは土塁の上で待ち構えていた弓隊からの一斉攻撃を受けます。

よく考えられて作られています。

東堀が一番民家もなく、散策の自由度が高い総構です。

小峯御鐘ノ台大堀切西堀

東堀を元来た道に戻って更に山側、尾根の深い方に向かって歩いていくと西堀に着きます。

広い整えられた敷地があったり。

不思議な地形の場所があったりします。

※西堀は一部民家や畑がありますので、柵や看板から先への侵入は決してしないでください。

稲荷森

深さ約10mの堀が谷津丘陵の地形に沿って曲がりくねっています。

攻め込む武士を困らせたそう。

普通の生活ではまず見ない異世界な雰囲気を堪能してください。

RYO
RYO

風が吹くと、笹の葉の擦れる音が心地いいよ♪

山ノ神堀切

山ノ神堀切西は谷津丘陵を東西に分断する堀切で全長50m。

総構の掻揚土塁が最もよく残る場所です。

甲冑着て、何が起こるか分からない不安と恐怖に耐えながら敵陣へ攻めて行く。

武士って大変な命がけの仕事だったんだなって朽ちた木から芽吹いている草木を眺めながら感慨深くなってしまいました。

余談ですが、

稲荷森と山ノ神堀切西の中間辺りに近くの農家さんの野菜直売所があります。

もちろん無農薬。値段と新鮮さがハンパないです!

歩き疲れた身体にきゅうりやトマトで栄養チャージするのも良い旅の思い出になりそう!

八幡山古郭東曲輪

実は小田原駅西口から歩いてすぐのところ、戦国時代に小田原城だった場所があります。

現在は史跡公園となっており、小田原城天守閣を見下ろせる高台となっています。

長い階段を登ると・・・

絶景です!

遠近法を使って小田原城をつまむような仕草で写真を撮ったり、アクリル玉で幻想的に撮影してもいいかもしれません。

絶対「映え」写真、撮れます!

まとめ

※何も知らないで行くと「不思議な空間」だけで終わってしまって凄さが半減されてしまうのでしっかりどういう場所なのか調べてから行くことをオススメします!!!

①総構、TVで見るより生で見た方が迫力満点!

②いきなり戦国時代にタイムスリップした気になれる!

③北条氏の防御体制がのちの世のお手本になったと納得せざるを得ないくらい鉄壁だということが分かった!

④敵陣側から考えるとこの総構を攻略することの困難さを思い知る

⑤後世に残すべき場所・語り継ぐべき場所

⑥もっと多くの人に知ってもらいたい!

⑦トイレと専用駐車場がほしい(切なる願い!)

⑧小田原駅から歩く場合、しっかり水分とタオルは必ず持参、履き慣れた靴と動きやすい服装で行くことをお勧めします!

今回は新しく出来た「はじめての総構」を参考にリトルトリップしてきました。

こちらは小田原駅構内にある観光案内所に設置され、小田原市のHPからも見ることができます。

小田原ガイド協会では定期的にガイド付きの総構ツアーを行なっています。

今回リトルトリップした場所以外にも総構はまだまだあるので、残りの場所はまたの機会に♪

「総構」はブラタモリでも紹介されています。

よかったらお手に取ってみてくださいね。

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※写真は全てRYOが撮影した写真を使用しています。無断転載禁止します。

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