記事内に商品プロモーションを含む場合があります
こんな方にオススメ!
・日々の喧騒から離れて、四季を感じながら庭園でゆっくり過ごしたい
・小田原には何回も訪れているけど、庭園や茶室には行ったことがないので行ってみたい!
・近代三茶人の一人 耳庵(じあん)さんが終の住処として過ごした場所を見てみたい
・気軽に小田原散策してみたい

入り口。
隣には23台分の駐車場が確保されています。

耳庵さんがどういう人だったのか、この記念館の説明が記してある看板があります。

松永記念館のスタッフさん曰く、
「オススメルートは本館脇の階段を登る最短ルートではなく、庭園をぐるっと周る一番最長のルートです!」(赤い線で示したコース)
と、教えて頂きましたので今回は最長コースで庭園を周りたいと思います。
正門→葉雨庵・烏薬亭→欅→老欅荘→無住庵→本館・別館というルートです。

正門左手にある四阿へ。
石橋を渡って池の周りをゆっくり歩きます。

こちらのお庭は池泉回遊式庭園と呼ばれる庭園です。

青い空に紅葉と美術館の白い壁がよく映えます。
初夏は水蓮の花が可憐に池一面に咲き誇るそうです。
カワセミなどの野鳥もよく見られるそうですよ。
松永記念館南側には「葉雨庵」と「烏薬亭」があります。
月一で呈茶を行なっています。
※呈茶:茶をたててお客さんに振る舞うこと。略式で茶を供すること。

葉雨庵入り口。
尺八の音色が!
烏薬亭(うやくてい)

月一の呈茶の様子。
葉雨庵の隣、烏薬亭でお茶を楽しむことが出来ます。(一服¥300)
呈茶なので、カジュアルに流派関係なく、誰でも楽しむことが出来ます。

伺ったのは10月の呈茶。
掛け軸 「無依」(むえ)
耳庵さん80歳の書。
無依の意味→仏語。何事にもたよらず、何者にも執着しないこと。また、その境地。
お花は蔦です。
素敵な色合いですね。
季節をよく表しています。

床脇には鬼灯。

お菓子は俵に見立てた六方焼。稲穂を添えて季節感を表しています。
葉雨庵(よううあん・国登録有形文化財)

普段は室内に入れません。

呈茶の際に、にじり口体験と茶室の見学が出来ます!

室内の様子です。
基本的に自然光なので実際はもう少し暗いです。

葉雨庵には「月見窓」と言って夜の茶会で月を見るためだけに作られた窓がついています。
月を見ながら一服。
何とも贅沢ですね。

ところどころ、障子に線が入っているのは紙が貴重だった頃の障子張職人さんの技だそうです。
線が細い程腕が良い証拠なんだそうです。


茶室を見ていると、日本人の美意識の繊細さや奥深さがよく表れていると思います。

「葉雨庵」の入り口。

門をくぐり、「葉雨庵」のお庭をぐるっと周ります。

また池に出て、上へと続く階段を登ります。

「老欅荘」の象徴とも言うべき欅の大木が見えてきます。


紅葉が見頃を迎えると素敵な光景が広がっています。
階段を上がると一番上まで来れます。

老欅荘(国登録有形文化財)
耳庵さんが25年、終の住処として住まわれた所です。


「松永記念館」は日本の歴史公園100選に選ばれています。




近代数寄屋風建築としての特徴が随所に見受けられます。






どのお部屋に入っても日本の美が感じられてうっとりしちゃうよ!
老欅荘の隣にはもう一つの茶室があります。

無住庵

2020年に移築復元された茶室です。
素朴な田舎家の風情が表れている場所です。

葦簀の化粧天井。
長すさ入りの土壁。
太くて大きな梁も見ることが出来ます。


階段を降りると本館と別館があり、正門に戻ってきます。

今回は紅葉の時期に訪れたけど、シャクナゲや睡蓮・菖蒲・藤・椿・梅など四季折々楽しめるようになっているよ♪
風景もお茶会と一緒で一期一会だからその時に行った風景はもう2度と見ることはできない。
「今 その時」を堪能できるね!
松永記念館の茶室等は実は貸りることが出来ます!
茶会・短歌・俳句の会など様々な会合に使えます。
また、茶会などが開かれている場合、茶室の内部は見学出来ない場合もあります。
詳しくは下記にお問い合わせください。
〒:250-0034 神奈川県小田原市板橋941-1
tel/FAX:0465-22-3635
駐車場:23台有(無料)
開館時間:9~17時
入館料:無料(特別展示は有料の場合有)
※会合などの貸室は上記の連絡先にお問い合わせください
休館日:12/28~1/3・臨時休館有

ポケモンGO!で遊んでいる人に朗報!
松永記念館に遊びに行くと、珍しいポケモンゲットできるみたい♪
梅が咲く頃に呈茶と共にお邪魔しました。


入り口付近の梅の大木が見事に咲いていました。
梅の香りがふわっと漂ってきます。

少しずつ春が近付いてきているような気がしました。
※写真は全てRYOが撮影した写真を使用しています。無断転載禁止します。
※今回茶会では特別に許可を得て撮影しています。
園内を撮影する場合(特に茶室内部など)はスタッフさんに撮影許可を取ってから撮影しましょう。
※写真は全てRYOが撮影した写真を使用しています。無断転載禁止します。